こんにちは。ちゃみです。
職人の賃金について、何を不安に思いますか?と職人の妻に聞けば
「収入の不安定さ」
と口々に言うことでしょう。
今日は職人さんの賃金についてお話ししようと思います。
あくまで、我が家や、我が家の周りの職人さんの話ですので
例外もあると思いますからすべての職人さんがこうとは限りませんのであしからず。
職人の給与事情。雇用形態とお金のはなし。
さて。なぜ職人の給料は不安定なのか。
それは、言わずもがなですが、職人の世界は(もちろん例外もあると思いますが)
月25万とか固定給ではなく、
実際に働いた日数だけお給料が出る「日当」だからですね。
例えば単純計算で日当10000円なら20日でれば月の給料は20万ということです。
もちろん、天気が悪くて仕事に出れなかったり、お盆や年末年始など
お休みの多い月は賃金も減ります(´;ω;`)ウゥゥ
これがなんてったって辛いんだよなぁ(´;ω;`)ウゥゥ
入ってくるお金は少ないのに出ていくお金は変わらないですからね。
出ていくものを減らすってなかなかできないよ。
職人さんのお給料って?日当?相場はいくら?
建築の職人さんの場合、日当8000円~18000円くらいのようです。
若い見習いのころは大体8000円や9000円位からスタート。
経験を重ねるにつれてどんどんアップしていきます。
あと職種によっても違うようですよ。
旦那曰く、危険度が高ければ高いほど日当も高いのだとか。
一番高いのは鳶だそうです。鳶って何する人かしってます?
わたし、主人と付き合うまではとび職って聞いたことはあるけど
実際何してるのか知りませんでした。w
イメージといえば太いボンタン(死語かな?|д゚))とガラの悪さ。w
(とび職の方、大変申し訳ありません。)
とび職って足場を組む人の事です。
建築現場って鉄パイプとか鉄版で足場が組まれてますよね?あれですあれ。
足場がないところに0から足場をかけるんだから死ぬ確率高いですよね?
そう思うとさ、とび職って一番命はってるわけですよ。
彼氏がとび職ってそこのあなた、彼の職業は尊敬に値するんですよ?
(いや、でもやっぱり世間一般的にはイメージがあまりよくないよね?w
これはひとえにあのボンタンのせいだとわたしは思っている|д゚)w)
ちなみにわが夫は日当17000円です。結構いいほう??
給料振込額=手取りではない!!国保と年金がそこから引かれる!
うちの場合、日当17000円なので、25日でれば単純計算で42万5千円。
おっ、意外に高いじゃんって思いました?
違うんですよ!!!通常サラリーマンであれば、年金や保険を引かれた金額
が給料として振り込まれますよね?振込額=手取りなわけです。
職人は違います。そこから
国民健康保険 月額約30000円ほど
国民年金 16490円×2人分=32980円
を自分で納めなければいけません。
所得税・市県民税・雇用保険は42万5千円から引かれて振り込まれます。
(これはサラリーマンと一緒ですね。)
我が家の場合、所得税・市県民税・雇用保険あわせて27000円位。
つまり42万−30000円−32980円−27000円=330,020円
これが我が家の手取りになるわけです。
もちろん雇われの職人さんできちんと会社が社会保険と厚生年金に
加入していれば給料天引きでなので自分で納める必要はないですよ!
我が家は雇われなのに社会保険等が完備されていないのです。悲。
(これはのちに触れますが。)
もちろん、週6日、休みなく出れれば25日だけれど、雨や雪や台風や
現場の入るタイミングなんかで休みが入るともっと少なくなるというわけ。
出ていく合計額89,980円は変わらない(若干所得税は変わってくるけど)のに
入ってくる金額は少なくなるんだからつらい辛い。
職人が金銭面で安定しないというのはこうゆうことなんですわ。”(-“”-)”
サラリーマンのように固定給で福利厚生しっかりしてて、ボーナスある職人さんって
いるのかしら????いたらまじで裏山。
職人さんの雇用形態って?一人親方?従業員?
雇用形態によってもきっと賃金が違ってくるかと思います。
職人さんでも雇用形態が色々です。ぱっと思い浮かぶのは下記の二種類。
- 法人や個人事業主にやとわれている「従業員」の職人
- 個人事業主(いわゆる一人親方含む)
その他に株式会社や有限会社を経営している職人さんもいらっしゃるでしょうけれど
ここでは割愛。
おなじ職人でも’給与’として賃金を貰っているのか
請求書を書いてそれを支払ってもらっている形(報酬)をとるいわゆる元受扱いなのかによって税金や保険等々の手続きが変わってくるんですよね。
自分のパートナーは従業員?一人親方扱い?ってよくわからない人は
確定申告をしているかどうかを聞いてみるといいです。
確定申告していたら一人親方(個人事業主)です。
会社がやっていたら従業員です。
もしくは源泉徴収票をくださいと雇われている会社に言って、
発行してもらえるようであればその人は従業員扱いになります。
基本的に法人格に雇われているのであれば厚生年金や社会保険に入れるはず。
従業員が5名以上の個人事業主も社会保険の加入義務があるはず。
だけどもだっけど!!
うちは社員が5名以下の個人事業主に雇われているので
国保だし国民年金なのです・・・・😢これが本当に痛い。
この話はまた別の記事で触れたいと思います。
毎回思うのは・・・・・
サラリーマンの妻になりてぇよぉぉぉぉぉおいら。(´・ω・`)
ま、自分でこうゆう道(こうゆう相手)を選んでしまったのだから仕方ないのだけど。
でももう一度イってみる。
社会保険・厚生年金・手厚い保証・ボーナス
うらやまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(´◉◞౪◟◉)
はい、職人嫁の魂の叫びでした。
コメント
ボンタンじゃないです。
七分やニッカポッカです。
何故ああ言う太さになっているかと言いますと、あの膨らんだ所が足元のセンサーの様な役割をしてるんです。
物を担いで歩いていると足元が見えにくくなるので、裾に当たる≒物があったり狭いから気を付けろという感じです。
何も知らない奴は見た目がいかついから履いてる奴もいますがそう言う安全面からも来ているんです。全ての物には理由があります。ヤンキーが鳶の正装を真似ただけと思って下さい。
石橋様
コメントありがとうございます。
あの太さがセンサーの役割をしているのですね。それは知りませんでした。
確かに、昔からあるものにはきちんと意味があって今も履かれているわけで、
その意味を考えずに「=ガラが悪い」と印象づけてしまうのは軽率でした。
もし御気分を悪くさせてしまったようでしたら申し訳ありません。
教えていただいてありがとうございました。
はじめまして、るかです。
質問です。
うちも主人が職人で、建設業界にいます。
わたしも仕事をしていて子供がいないのでお互い扶養がいない状態です。
日当は14500で健康保険20356円(1人分)厚生年金37515円(1人分)雇用保険、所得税、住民税が引かれているんですが、控除額合計97841円です。
厚生年金は毎月金額が違うし少し歌がってしまう部分がありますが、周りに聞くのも良くないかと思い調べていたらちゃみさんのところに辿り着きました。
全く無知でわからないのでわかるところありましたら教えてください😢
よろしくお願い致します🥺
るかさん
はじめまして。お返事遅れまして大変申し訳ありません。
かなり時間がたっているのでもうご覧になっていないかもしれませんが・・・
約10万!こうやって見てみるとすごい額ですね。
厚生年金約40000円!厚生年金ってそんなに高いんですね!
調べてみると給与金額に変動があれば保険料も変動するようです。
(月々の給与額が定まらないから、謎な部分が多くてモヤっとしますよね!)
日本年金機構のホームページを見ると保険料の計算方法の記載がありました。
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-kankei/hoshu/20150515-01.html
それによると毎月の保険料額は
標準報酬月額 × 保険料率(現在は18.3%)
だそうです。
たとえばるかさんのご主人が日当14500円で25日出勤したとしたら362500円。
これに保険料率を掛けます。
362500×18.3%=66337
これを雇用主と折半しますから66337÷2=33168円となります。
おそらくこの考え方で良いと思うので、月の出勤日数で計算してみてください!
健康保険は会社がどこかの組合に所属しているということですよね?
組合のホームページに行くと保険料の試算ができるので保険料の確認ができますよ!
コメントいただいて私も勉強になります!ありがとうございます。
あまり参考にならないかもしれませんが、またご覧いただけたら幸いです^^